Miscellany / Life • 27th January 2024
2024年 賀正&久々に年賀状作った
明けましておめでとうございます。振り返り記事が年を越してしまったうえ、誕生日の時にした報告をこちらでもしたかったのでウダウダ長引かせていたら1月も終わりが近くなっていました。今年も動きが多くなる一年になりそうなので、今年のやりたいこととか考えていこうかと思います。また、今年は久々に年賀状を作ったので軽くその話もしようかと。
パリに行って書体デザイナーになります
26になりました。
— Masaki Ando (@wolphtype) January 11, 2024
それとお知らせ。
書体ファウンダリに就職し、書体デザイナーとして3月からフランス、パリで働きます。今はビザとかの準備をしています。
今年も頑張ります。行く前にご挨拶などもできたらと思います。何卒! pic.twitter.com/RWdFQD7Vty
Twitter(現X)でもご報告したとおり、3月くらいからフランス、パリで書体デザイナーとして就職します。昨年の9月に卒論を書き終えてから、将来が不安な時期がずっと続いていましたが、縁あってなんとか機会をいただくことができました。フランス語の習得も必須ですし、海外のファウンダリで僕がやっていけるかという不安ももちろんありますが、ここでじっくりと経験を積んで実力をつけ、次に綱がていきたいと思います。今のところ、住居は決まっているのですがビザの手続きで現地の労働局街といったところで、これが認可されないことにはビザの申請もできないので、3月といいつつも実際3月にいけるかどうかはまだわかりません。まあ行ければいいやといったところではありますが。
2024年 やりたいことリスト
- フランス国内かヨーロッパで旅行
- フランス語をちゃんと勉強する
- Koga Sans Modernの完成
- グロテスクの書体を作りはじめたい
- 買った本を2週間以内に読む
- 散歩する
- ポートフォリオサイトを作り直す
- イギリス記を書き切る
- パリのお気に入りお店リストを作る
- 貯金する
- スマブラの活動を続ける
- 貯金する
- 積みゲーの消化
ここ数年は毎年やりたいことリストを作っていますが、自分が全然達成しないせいでどんどんつまらないものになっていますね。とりあえずフランスに行くのでフランス国内やヨーロッパで旅行したり、いいお店を見つけたりしたいです。また、旅行などは英語でなんとかなっても暮らして行く上でフランス語は必須なので(レストランにフランス語メニューしかなかったり、ミーティングや社内のコミュニケーションがフランス語だったりする)語学もやっていきたいですね。とりあえず今の所フランス語の入門本を読んでいるのですが、「英語と近いところがたくさんあるし、そもそもアルファベットを知っているだけで超アドなので大丈夫!」みたいなことが書いてあってかなり安心しました。なんとかなる気がしてきたな。 あと、イギリス行ってから本当に運動をしておらずちょっとずつだらしなくなってきているので、パリの街に慣れるためにも(治安には気をつけつつ)散歩とかもしていきたいところです。
書体は昨年カスタム書体のお仕事をいただけてそれを作ったりはしていたのですが、個人のフォントにはあまり手を入れられていないので、モチベーションを取り戻して進めていきたいところです。Koga Sans Modernは発音記号を作りつつあるのでイタリックも作って終わらせたいところ。とはいえ、パスの品質など気になるところもあるのでそこの洗練もしたい。そんなことを言ってるから一生終わらないんでしょうね…取り回しのいいグロテスクも持っておきたいのでそれも作りたいところ。口だけじゃなく手を動かさなければ…
書体以外の活動としては、まず個人のポートフォリオサイトを作ろうと思っています。もちろんここも個人のサイトではあるのですが、ファウンダリの体をしているのもありグラフィックなどの作品は載せられていませんし、ブログも私的なものが多いのでサイトに合わないと常々感じているので、より個人的にいろんな作品を載せつつブログを移そうかと思います。今はAstroでちょっとずつ書いていて。次のブログはそっちにしようかと。記事もできればmdxで書きたいですね。 スマブラの活動はそこそこにしてやめようと思っていたのですが、いろんな人にスマブラの活動、いいですよねと意見をいただけるので、ちょっとずつでも続けていこうかと。なんかあればどうぞ。
あとは、自分の金遣いの荒さが本当に終わっているのに年齢も30に近づいているので、貯金とかNISAとかもやっていきたいです。なんか稼いだ分使ってしまうので、使う前に稼いでいきたい(?)
年賀状は高校以来作っていなかったのですが、 大瀧さん が毎年作っているのをみて、グラフィックデザインのリハビリみたいな感じで作るのも良いな〜と思いチャレンジしてみました。
ここ数年自分は写真を撮っていること、また文字を書き上げたかったのもあり、今回は写真とレタリングを組み合わせたものにしました。また、実家の用事で10月ごろにSURIMACCAというシルクスクリーン印刷キットを購入していたので、写真は印刷所に出し、文字はシルクスクリーンで印刷することにしました。


写真は12月の半ばに、卒業旅行の後に訪れたエジンバラの街並みの写真を使っています。より北のネス湖などもあるインバネスの景色にもしようと思いましたが(下図)、イギリスっぽさを出すことを考えると街並みの方が良いかと思い、今回はエジンバラをセレクト。曇天で雨降る街並みはまさにイギリスといった雰囲気です。
写真と住所欄に関しては印刷をグラフィックに出しています。元はプリマ、ハンマートーン、サガンといったもう少し工夫した紙を使おうと思っており、見本帖なども見に行ったのですが、旅行後体調を壊してしまったのもあり時間がなく、結局安定宅のアラベールに。とはいえいい紙です。宛名欄は卒業制作で作ったHaithamと、Type Projectの純明朝を合わせてみました。自分の書体がやや使いづらいところもあり、完全にウェイトがあっているわけはありませんでしたが、新しい書体を使ってみたかったので試すことができてよかったです。タイポグラフィに取り組む機会が最近減っていて、ややインプットが落ちている感じもするのでもう少し鍛えたいところです。


レタリングはなんとなく思い浮かんだアイデアを形にしてみました。極太のコンデンスドの文字と、細い平体の文字。太い方はシンプルなインクトラップをつけつつ(インクが滲みやすいのでインクトラップとして有効)同じ文字でもちょっと形を変えたりしてみました。数字は簡単でしたが漢字は省略や濃度の調整などが必要でなかなか楽しかったです。
細い方は芯だけを描き、塗りではなく線の状態でイラレに持っていき、太さをつける楽な形にしました。柔らかく可愛らしい文字を意識しましたが、なかなか和文欧文ともいい形で描けたと思います。和文は幅を稼ぐために「す」をやや古い形にしたり筆脈を繋げ、欧文は逆にステンシルっぽい感じにしつつ行が変わるたびにカジュアルな字形に変えていっています。ツールはもちろんGlyphsで作っています。こういった用途でもGlyphsはおすすめです。
元々これらのレタリングはGlyphsで作ったレイアウトをそのまま版にして、4つをまとめたものをそのまま印刷しようと思っていました。しかし、そうすると写真はあまり見えない上、あんまり面白くないように思えたのでシルクスクリーンの版を入稿する際は1つの版に4つの版を話して発注しました。 これで文字を4つ分けて印刷できるようにはなったもののそれはそれで結構苦労しました。最初は全部にインクを乗せて文字を順繰りに印刷していったのですが、インクの乾きが早く一つの文字を刷っている間に他の文字のところでインクが目詰まりしてしまう結果に。また、一つ文字を印刷した後は乾燥するまでその上に版を乗せられないので、一枚一種類刷っては乾燥させて数時間後か次の日に別の種類の文字を刷る…という手順で進めていくことになり、結果シルクスクリーンの印刷で3, 4日かかってしまいました。



とはいえ、さまざまなレイアウトで刷り分けることでオリジナル感ができますし、ちょっとしたレイアウトレッスン的な側面もあり楽しく制作することができました。今回使ったSURIMACCAのこってりインクは乾いた後もくっつきやすく、アイロンで乾かしている途中にクッキングシートにくっついたり他のハガキにくっついたりしてしまったの反省ですが、良いトライだったと思います。おそらく、写真を印刷した上にインクをさらに盛っているので媒体にくっつきづらいという問題もあったかもしれません。
年賀状はリハビリや実験としても楽しいので、来年以降も新しい形や印刷方法を試しつつ作っていこうと思います。貰っていただけたら嬉しいです。 今回はこんなところで。これから挨拶回りや渡仏と忙しいイベントが続きますが、元気にやっていきたいところです。今年もよろしくお願いいたします。